九頭竜サクラマス
サクラマスのブランドリバーとして全国に知られる福井県、九頭竜川。
九頭竜川の貴重なサクラマスを増やすため、九頭竜川中部漁業協同組合では、
毎年10尾程度の天然サクラマスを採捕し、採った卵から放流稚魚を育成しています。
その中の一部を食用として転用したものが九頭竜サクラマス。
育て方や餌を工夫し、のびのびと元気に育った九頭竜サクラマスは、
天然魚に極めて近い性質を持ち、養殖魚特有の不自然さや臭みがありません。
ストーリー
九頭竜川は、フライ・ルアーによるサクラマスフィッシングの発祥の川です。
毎年2月から5月にかけて、遡上してきた美しい銀鱗のサクラマスとの出会いを求めて全国各地から大勢の釣り人がやって来ます。
河川改修などの環境の変化で減少してしまったサクラマスを増やし、天然サクラマスを守ることは豊かな九頭竜川を未来に残すための鍵を握っています。
九頭竜川中部漁業協同組合では天然サクラマスを九頭竜川から採捕し、その卵から放流用の稚魚を育てる中の一部(10%以下)を活用しています。このため、養殖に伴う天然魚への影響は極めて小さく(天然魚の孵化率15%前後、中部漁協では90%以上)、天然サクラマスを守ることができる持続可能な利用を目指しています。
九頭竜川の伏流水である綺麗な地下水で大切に飼育しており、化学物質や薬品も使用していません。そのため、食品衛生上安心安全で臭みのない、天然魚に極めて近いサクラマスをお届けすることができるのです。
永平寺町には油桐の葉で包んだマスの寿司を盆や祭の日に食べる伝統が今も受け継がれています。福井市内および永平寺町内の料理店や、永平寺町の葉っぱ寿司、押し寿司などにご利用いただき、地域の伝承料理を守る取り組みや食育、地産地消による地域活性化に貢献しています。
九頭竜川中部漁業協同組合では九頭竜川の大切な天然サクラマスを保全するために、食用の九頭竜サクラマスのブランド化と普及を進めています。
より多くの皆さんに美味しい九頭竜サクラマスを味わっていただき、九頭竜川のサクラマスを知っていただければ幸いです。より多くの方に食を通して九頭竜川に関心を持つようになり、その結果自然環境が守られ、未来へと引き渡されていくことがこのプロジェクトの大義です。
九頭竜川中部漁業協同組合ではこれからも九頭竜川のサクラマスを増やす取り組みと、九頭竜サクラマスの生産を通じて、サクラマスや九頭竜川の素晴らしさを伝えていきます。
ギャラリー
お問い合わせ
九頭竜川中部漁業協同組合
〒910-1132 福井県吉田郡永平寺町松岡葵1丁目101番地
TEL:0776-61-0246
FAX:0776-61-7066
e-mail:ayu-kzr@galaxy.ocn.ne.jp
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出荷目安月
九頭竜サクラマス:4~7月(旬は産卵期前の6~7月)
ヤマメ:10~3月
黄金イクラ:10月